開業後しばらく、お断りさせていただいていたのですが、もう7年が過ぎたのと、ラテイクも落ち着きそうなので、徐々にいろんな感覚を戻そうかと思い、講演のご依頼を今年度からうける事にしました。
講演の際には、いろいろ学ぶことが多いので、スライド作成にも時間がかかります。今回は福岡大学時代の後輩の先生方と一緒でした。
懐かしい話にも花が咲きました。
11月には別の会社さんから40分の講演依頼があるので、徐々に準備していきたいと思います。
さて今日はスポーツの日です。
私は朝からラテイクで筋トレして、体の調子と動きが良くなっております。
朝と夕は涼しくなってきました。
「涼しくなったら運動しよう!」と考えていた方。
じっとしていたら、すぐに寒くなってしまいます。
なんでも良いと思いますので。身体 動かしていきましょ!!
皆さんは、運動がなぜ健康に良いのか、その具体的なメカニズムを知っていますか?
単にカロリーを消費するだけでなく、運動中には私たちの体内で驚くべき「臓器間の会話」が繰り広げられているのです。
その主役こそが、筋肉から分泌されるマイオカインという魔法の物質です。
マイオカインって何?!
💪10/4(土)「筋肉道場」× LaTAKEコラボ 開催!
鍛錬マシンを知り尽くしたプロ
鬼木 貴史(株式会社bodymake ONIX) をゲストにお迎えします。
“健康になりたい人”のための、効率のよい筋トレを実践で学べる日!
【プログラム】※要予約
① 14:00–15:00
「しなやかで健康的な身体作りのきっかけ運動」※チューブ&タオル
(その後 LaTAKEへ徒歩移動 約20分)
② 15:20–16:20
「程よく鍛えて緩める!鍛錬マシンの使い方」※フォーム調整&Q&A
【参加】無料/どなたでも
【定員】先着15名 筋肉道場は予約がすぐ埋まってしまうのでお早めに!
【会場】①たけのしたクリニック → ②LaTAKE
【申込】画像のQRコード or TEL 090-1368-5564(担当:LaTAKE須崎)
※DMでもOK。動きやすい服装・飲み物をご準備ください。
【Guest SNS】
YouTube:オニチャンネル(@onichannel123)
Instagram:@herakuresu.oniki
#筋肉道場 #LaTAKE #ラテイク #たけのしたクリニック #鍛錬 #鍛錬マシン #健康づくり #姿勢改善 #福岡市西区 #百道 #愛宕 #筋トレ初心者歓迎 #bodymakeONIX #オニチャンネル #唐津 #参加無料 #先着15名
年齢を重ねると、若いころと同じように食事をしても筋肉がつきにくい、運動をしても成果が出にくいと感じる方が多いのではないでしょうか。
この背景にあるのが、「アナボリック・レジスタンス(同化抵抗性)」という現象です。
筋肉は一見すると変わらないように見えますが、実際には、新しい筋肉を作る「合成」と、古い筋肉を壊す「分解」を繰り返しています。このバランスが保たれている限り、筋肉量は維持されます。
若い人の場合、運動や食事(特にタンパク質やアミノ酸)といった“刺激”を受けると、筋肉の合成は大きく高まり、分解をしっかり上回ります。その結果、筋肉は維持・増加します。
ところが高齢者になると、事情が変わります。
同じように運動をしたりタンパク質をとったりしても、その刺激に対する筋肉の合成(MPS)の上昇幅が小さくなるのです。
これを「アナボリック・レジスタンス」と呼びます。
筋肉の分解(MPB)は若い人とほとんど変わらないのに、合成が弱い分だけ差し引きで筋肉が減りやすくなります。
これが、年齢とともに筋肉が減少していく大きな理由の一つと考えられています。
Breen, L., & Phillips, S.M. (2011). Skeletal muscle protein metabolism in the elderly: Interventions to counteract the “anabolic resistance” of ageing. Nutrition & Metabolism, 8:68. doi:10.1186/1743-7075-8-68の文献では、具体的に次のような知見が紹介されています。
若年者では、5g程度のタンパク質を摂取すれば、筋タンパク合成が刺激されるのに対して、高齢者では同じ量では反応が弱く、15g以上のタンパク質が必要になる。特にロイシンを多く含むタンパク質(ホエイプロテインなど)が有効のようです。
レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)は、アナボリック・レジスタンスを打ち破る強力な刺激となります。
運動とタンパク質摂取を組み合わせることで、筋肉の合成反応をさらに高めることができる。といったことでした。
高齢者の筋肉を守るには、次のような工夫が勧められています。
① 1回の食事で20g程度のタンパク質をとる
② ロイシンを多く含む食品(乳製品、肉、魚、大豆など)を意識する
③ 定期的にレジスタンストレーニングを行う
ラテイクはその点、関節に優しいレジスタンス運動が安全にできるので、おすすめです。
高齢者では、食事や運動に対する筋肉の合成反応が鈍くなる=「アナボリック・レジスタンス」
分解は変わらないため、筋肉は徐々に減少していきます。
しかし、十分なタンパク質摂取と筋力トレーニングによって、筋肉は何歳からでも応えてくれます。
アナボリック・レジスタンスを理解し、正しい工夫を取り入れることで、加齢による筋肉減少を防ぎ、いつまでも元気に動ける体を保っていきましょう!!
みなさん、こんにちは!
以前、帯状疱疹ワクチン(Shingrix)が認知症リスクを下げるかも…とご紹介しましたが、なんとRSウイルス(RSV)ワクチン「Arexvy(アレックスビー)」でも同様の効果が確認されつつあります。実はこのワクチンはどちらも同じAS01アジュバントを使ったワクチンで。このアジュバントが影響しているのかもしれません。
今回はその最新研究とメカニズムについて、解説します。
今回参照にしたのは、
Taquet, M., Todd, J. A., Harrison, P. J. 他. “Lower risk of dementia with AS01‑adjuvanted vaccination against shingles and respiratory syncytial virus infections.” npj Vaccines 10:130 (2025). DOI:10.1038/s41541-025-01172-3の論文からです。
イギリス・オックスフォード大学チームが、アメリカの電子カルテ(TriNetX)から120万人分以上のデータを活用。以下の3つのグループを、それぞれインフルエンザワクチン接種者と傾向スコアマッチング※して18か月追跡しました。
※年齢・性別・既往歴など66項目でマッチング
※ここで使われた「RMTL」は「観察期間内に認知症と診断されずに過ごせた日数」の平均を示します 。
AS01アジュバントは、MPL(モノホスホリル脂質A) とQS‑21(植物由来サポニン)があります。それぞれ効果が免疫細胞のTLR4を刺激やマクロファージや樹状細胞を活性化などがありますが、ややこしいので省きます。
この2つが、脳の老廃物(βアミロイドなど)をお掃除するシグナル(サイトカインのIFN‑γ)を生み出すと考えられています。マウス実験でも異常タンパクが減ったという報告があるようです。
値段が高価なワクチンのため、打つか打たないかは別として、こんなこともあるんだなぁと思っています。
認知症予防の“もう一つの鍵”
実は、定期的な運動にも認知症リスクを減らす力があります。メタ解析では、運動を行う人は行わない人に比べて認知症リスクが約28%低下すると報告などがあるんです。
特に夏場は暑さで外出がおっくうになりがち。
家でじっとしておくのは、いろんな影響があり、いろんな意味で要注意です(家に夫婦2人でいるとギクシャクします。(これは、論文データではなく、私の個人の感想です・・・。))
夏場の運動不足にはLa TAKEを活用しよう!
La TAKEでは、トレーナーがあなたの体力やご希望に合わせた安全で楽しいトレーニングプログラムをご用意。
暑い夏こそ、涼しいジムでしっかり動いて認知症予防を始めませんか?
「過去は変えられない、未来は変えられる。」なんかのCMっぽい。
気になる方はぜひLa TAKEまでお問い合わせください!
「博多は、山笠の追い山が終わると夏本番です。」
昔からよく聴いてましたが、今年は、夏本番、追い山の2−3週間前から来てます!!!
さて、患者さんでも、もうすでに「夏バテ」の方が・・・。仕方ない暑さですもんね。そんな夏バテについて調べてみました。
夏バテの定義: 医学的に明確な診断名はありませんが、夏場の高温多湿に体が適応しきれず生じる様々な不調の総称です。
具体的には倦怠感、食欲不振、睡眠の質の低下、頭痛・めまい、胃腸の不調(胃もたれ・下痢・便秘)などが主な症状として挙げられます。
なんで暑くなるとこうなるんでしょうね?
今回はこちらを参考にしました。過酷な環境で働く軍人さんたちへの応用であったりを書いてある文章です。
Institute of Medicine. Nutritional Needs in Hot Environments: Applications for Military Personnel in Field Operations. Washington, DC: National Academies Press; 1993. Chapter 10. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK236229/
わかりやすく、まとめてみました。
1.食欲低下は生理的適応反応。
高温環境下では、食事によって生じる“食事誘発性熱産生”が体内の熱負荷をさらに増大させるため、身体は摂取カロリーを自然に減らし、食欲を抑制すると説明されています。この反応は、過剰な熱産生を防ぎ、体温維持を助ける合理的なメカニズムと考えられています 。だからって食べないで良いとは言いません。
2.設定体重(セットポイント)の一時的引き下げ
夏太りする人もいるとは思いますが・・・・、暑い季節には、断熱効果を低減させるために体脂肪量を減らし、より効率的に熱放散を行えるよう、「望ましい体重(セットポイント)」を身体が一時的に引き下げる可能性が提唱されています。この適応が長期化すると、体重減少やエネルギー不足による健康リスクを招く恐れがあるとされています 。
3.長期的な体重減少の影響
暑熱による食欲不振で体重が減少した場合、動物実験やヒト試験で報告されている「情緒不安定(いらいらしやすい)」「注意散漫」「性機能低下」といった症状が生じる可能性があります。
慢性的な栄養不足は倦怠感や免疫力低下を招き、結果として「夏バテ」症状をさらに悪化させるリスクがるようです。
事実、疲労感が抜けないと言われる患者さんも多くいます。
夏バテも、体の反応とはいえ、予防していかないと大変ですね。
夏季の栄養管理ポイント
少量ずつ回数多く摂る: 消化に優しい軽食を1回あたり少なめに、回数を増やして摂取する。
エネルギー代謝を助ける栄養素: ビタミンB群(豚肉、レバー、玄米など)、クエン酸(酢の物、レモンなど)を意識的に取り入れる。
水分+塩分・ミネラル補給: 水だけでなく塩分やカリウムも含む経口補水液や味噌汁、梅干しなどを活用する。
これらの工夫により、暑い環境でも必要な栄養素を確保しつつ、過剰な熱産生を抑制できます 。
夏季の運動のポイント
最近の環境変化で、この時期の外を歩いたり、走るのは朝や夕の涼しい時間帯しか難しくなってきましたね。
できればエアコンの効いた環境で、運動してください。大きなショッピングモールを歩き回ってでも、天神の地下街を歩き回るでも良いです。
また、自宅やジムで運動して、無理に高強度の運動を続けず、適度に休息を取りながらしてください。
「春と秋が短くなり、冬は寒くて、夏は暑くて、いつ運動するんですか?」と言われることがあります。「今でしょっ!」、ではなく、「家でしょ!!」、「ジムでしょ!!」
クリニックプロデュースの 百道浜にある、「La TAKE」もよろしくお願いいたします。
たけのしたクリニックでは、地域の皆さまに向けて、毎月の健康情報やクリニックの取り組みをお届けするニュースレター
『うぇるび』を創刊いたします。
名前の由来は “Well Being” になぞらえ、「クリニックと地域のウェルビーイングをつなぐ架け橋に」という想いを込めました。
クリニックの受付とLaTAKEの受付においております。
お手にとってお楽しみください。
暑い季節にぴったりの、ひんやり&リフレッシュタイムを楽しむコーヒーイベントを開催します!!!!!
筋力トレーニングジム「La・TAKE」と、障害者支援施設で丁寧に手選別した豆を扱う「LITA&COFFEE」がタッグを組み、焙煎士こだわりのアイスコーヒーを存分に味わいながら、自宅にあるドリップパックでできる美味しい入れ方をレクチャーします。
LaTAKE 非会員の方も大歓迎ですので、ご家族やお友達とお気軽にご参加ください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
日時:7月26日(土)14:30〜16:00
場所:La・TAKE(早良区百道浜4丁目1−1 101)
定員:15名
参加費:500円(当日支払)
持ち物:ご自宅でお使いのドリップパック
世界のアイスコーヒー事情
各国で親しまれるアイスコーヒーのスタイルや歴史をご紹介します。
美味しいアイスコーヒーの入れ方
焙煎士が教える、氷とコーヒーの黄金比や抽出テクニックを実演。
ドリップパックでアイスコーヒーを淹れる方法
ご自宅にあるドリップパックを使った手軽で美味しい淹れ方をレクチャーし、その場で試飲します。
西区豊浜の障害者支援施設で、一粒一粒を丁寧に手選別した安全・安心のコーヒー豆を使用。
地域とともに“世界を優しくする”ことを目指しています。
ご参加には事前予約が必要です。
「体に良い油」として知られるオメガ3脂肪酸は最近ご存じの方も多いでしょう。
その代表格であるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は、中性脂肪を下げる薬としても存在し、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患(CVD)のリスクを低減する効果が期待されてきました。
しかし、近年の大規模な臨床研究により、この二つのオメガ3脂肪酸が、心血管疾患の予防効果という点において、全く異なる働きをする可能性が明らかになってきました。
本日は、この分野の研究結果の論文を比べてみます。
光と影を分けた、二つの大規模臨床試験
出典:Bhatt DL et al. Cardiovascular Risk Reduction with Icosapent Ethyl for Hypertriglyceridemia. N Engl J Med. 2019;380(1):11–22.
【光】REDUCE-IT試験:EPA単独療法の成功
2019年に発表された「REDUCE-IT」試験は、医学界に大きな衝撃を与えました。この研究では、心血管疾患のリスクが高い患者さん(すでにスタチンという薬を服用中)を対象に、高純度のEPAのみを含む製剤(イコサペント酸エチル)を1日4g投与しました。
その結果、EPAを服用したグループは、偽薬(プラセボ)を服用したグループに比べて、心筋梗塞や脳卒中などの主要な心血管イベントの発生リスクが25%も有意に減少しました。これは極めて大きな効果であり、この結果に基づき、米国糖尿病学会(ADA)や米国臨床内分泌学会(AACE)などの主要な国際学会は、特定の高リスク患者さんに対する高純度EPA製剤の使用を推奨するようになりました。
出典:Nicholls SJ et al. Effect of High-Dose Omega-3 Fatty Acids vs Corn Oil on Major Adverse Cardiovascular Events (STRENGTH Trial). JAMA. 2020;324(22):2268–2280.
【影】STRENGTH試験:EPA・DHA合剤の挑戦と期待外れの結果
REDUCE-IT試験の成功を受け、次に注目されたのが「STRENGTH」試験です。この研究では、EPAとDHAの両方を含む合剤を用いて、同様の患者さんで心血管イベントの抑制効果が検証されました。
しかし、結果は期待されたものとは異なりました。EPA・DHA合剤は、偽薬(プラセボ)と比較して、心血管イベントのリスクを全く減らすことができず、有効性が見られないとして試験は早期に中止されました。
① DHAによる「干渉」の可能性
LDL-C上昇作用:DHA単独あるいはEPA+DHA併用製剤では、DHAがLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を上昇させる作用が報告されています。一方、純粋EPA製剤にはこの作用が認められません。
細胞膜構造への影響:EPAは細胞膜を安定化させる一方、DHAは膜流動性を高めるなど、相反する生理作用が示唆されており、これらの相互作用が臨床効果の差を生んだ可能性があります。
② プラセボ(偽薬)の違い
REDUCE-ITのプラセボ:ミネラルオイル:後年、このミネラルオイルが炎症マーカー上昇などをもたらし、対照群のリスクがわずかに悪化した可能性が指摘されています。
STRENGTHのプラセボ:コーン油:比較的中立的なコーン油を用いたSTRENGTHの結果は、より「真の」差を反映しているとの見方があります。
この二つの論点は現在も活発に議論されており、結論を出すにはさらに検証が必要です。
心血管疾患再発予防には、純粋EPA製剤(イコサペント酸エチル)が有効な選択肢であるとのエビデンスが強固です。
DHA=体に悪いというわけではなく、脳・神経・網膜機能の維持、発育期の児童への必要性など、一般的健康維持には不可欠な栄養素です。
当院では、心血管リスクの高い患者様には純粋EPA製剤の導入をご検討いただく一方、バランスの良い食事からのEPA・DHA摂取(魚介類やナッツ類)も並行して推奨します。
最後に、最適な健康管理のためには、ご自身の健康状態やリスクに応じた治療や栄養摂取を選択することが何より大切です。
こんにちは。
今回はちょっと意外な、でも 注目されている研究をご紹介します。
「帯状疱疹のワクチンが、認知症の予防になるかもしれない」
こんなことを聞いたら、「えっ、本当?」と驚く方も多いのではないでしょうか。でも、実際に世界的な医学雑誌『Nature(ネイチャー)』や『JAMA(ジャマ)』などに掲載された研究で、そうした可能性が本気で議論されているんです。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、子どものころにかかった「水ぼうそう」のウイルスが、大人になってから体の中で再び活動を始めて起こる病気です。
ピリピリとした痛みや赤いブツブツが皮ふに出て、痛みが長引くこともあります。特に50歳以上で多くなります。
このウイルス、実は神経にもダメージを与えることがあるんです。そこから「もしかすると、脳にも悪影響を与えて認知症のリスクを高めるのでは?」と考えられてきました。
これは生ワクチン(Zostavax)での研究 : Nature volume 641, pages438–446 (2025)
イギリスのウェールズという地域で行われた研究では、帯状疱疹ワクチンを受けた人と受けていない人を比べて、7年間で認知症になる人の数を調べました。
その結果、ワクチンを受けた人では、認知症になる人が20%も少なかったんです!
つまり、5人に1人くらいが認知症を防げたかもしれないという結果です。 ただこれは女性に現れ、男性には傾向がみられたのみでした
この研究はとてもよく設計されていて、ワクチンを打った人がたまたま健康意識が高いから、という理由では説明できないように工夫されています。
では最近人気の組み換えワクチン(シングリックス)はどうなのでしょう?
こちらを参考 :Nature Medicine volume 30, pages2777–2781 (2024)
生ワクチンは米国では2017年以降使用されなくなってます。(日本では二つから選べます。)
もともとは「生ワクチン(Zostavax)」でこのような結果が出ていたのですが、今はより効果の高い**組換え型ワクチン「Shingrix(シングリックス)」**が主流となっています。
アメリカで行われた大規模研究(Nature Medicine, 2024年)では、Shingrixを接種した人は、生ワクチンを接種した人よりもさらに長く認知症にならずに過ごせることが示されました。
具体的には、
認知症の発症が平均で約5か月(164日)遅れた
その効果は男性よりも女性でより強く現れた
Shingrixには強力な免疫刺激剤(アジュバント)が含まれており、それが脳の神経を守る働きにもつながっているのではと考えられています
このように、帯状疱疹そのものをしっかり防げるワクチンほど、認知症のリスクも下げられるかもしれないという流れが見えてきました。
詳しい仕組みはまだ研究中ですが、考えられている理由としては…
ウイルスが再び暴れないようにして、脳へのダメージを防ぐ
体の中の“炎症”をおさえることで、脳の老化を防ぐ
ワクチンによって免疫が整い、全体的な健康が守られる
どれか1つというより、いくつかの要因が重なっていると考えられています。
「ワクチンも大事だけど、もっと身近なことでできる予防法はないの?」
そんなあなたにお伝えしたいのが、運動の力です。
適度な運動は、認知症の予防につながることがはっきりわかってきています。
特に筋力トレーニングやウォーキングなどの継続的な身体活動は、脳と身体の健康を同時に守るカギになります。
身体活動を増やしましょう!!!
あっ! 話が脱線しました。
帯状疱疹ワクチンは、50歳以上の人におすすめされているワクチンです。もともとは「帯状疱疹を防ぐため」のものですが、もしかすると将来の認知症リスクを減らすという意味でも、大きな価値があるかもしれません。
ただし、「ワクチンを打てば認知症にならない!」とまでは言えません。あくまで、「確率が下がるかも」という段階です。