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熱中症対策② ~熱中症の症状を軽くみない~

熱中症シリーズ パート2です。

 

今回は熱中症の症状について記載します。

参考資料として環境省がだしている、「熱中症環境保健マニュアル2018」から引用いたします。(自由にPDFでダウンロードできますので、スポーツの指導者の方々や労働環境を整備する立場の方や、熱中症が気になる方は一読ください)

 

まずは初期の症状「重症度Ⅰ度」! この時期を軽く見ない事が非常に重要です!!!

症状としては、手足のしびれ、めまい、立ちくらみ、筋肉のつり(こむら返り)、ぼーっとするです

スポーツや肉体労働などをしている時にこの症状がでたら、どう思いますか?

「自分の練習が足りないせいだ」とか、「気合が足りないからだ」なんて思ってしまう。実はそれが非常に非常に危険です。この時点で涼しい場所で休み、冷たい水分と塩分を摂取してください。もしくは、指導の立場にある方はそうさせてください。

「他の人が出来ているのに一人だけ熱中症になるわけがない」なんて、間違いです

その人それぞれに暑さに対する適応力は異なりますので、無理させないでください。

 

「重症度Ⅱ度」の症状は 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・意識が何となくおかしいです。

こうなると、涼しい場所で休み、服をゆるめ、冷たい水分と塩分を摂取させる事が大事ですが、自力で水分摂取が出来なければ、医療機関に連絡をして、運んでください

 

「重症度Ⅲ度」の症状は意識がない、けいれん、呼びかけに対して返事がおかしい、まっすぐに歩けない、走れない、体が熱い などです。

これはもう、救急車を呼んでください!

大事なことは、熱中症の症状を、自分のせいにしない。軽視しない!!怪しいと思ったら休む勇気を持つ事です。

 

尚、もう一つだけ、加えると、熱中症って、漢字で書くと必ず体温が上がると思うかもしれませんが、体温は熱中症を決める判断材料にはなりませんので注意してください。

 

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2019年07月17日