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受付まわり

2018年12月26日

 

おはようございます。

クリスマスも過ぎ、明日からは今期最大の寒波が来るそうです。

お正月近くなりましたので、クリスマスの飾りつけから模様替えをしております。

 

来年の干支、イノシシさんはスタッフのお母様のお手製の作品です。

また、だるま君には「笑う門には福来る!」と書かれております。

皆様に福が訪れますように。そんな願いをしております。

インフルエンザでの受診の患者様が増えてきつつあります。手洗いうがいを心がけてください。

 

2018年12月26日
小物入れ

 

患者様より小物入れを頂きました。

お渡しいただいた後にすぐに帰られたので、詳しくお聞きできませんでしたが、おそらく手作り。^^。後日、詳細をお聞きしようと思います。

 

年末に心のこもった頂き物をいただきありがとうございます。

色とりどりで片付けも楽しくなりそうです。

 

 

2018年12月20日
糖尿病と足(足切断)の関係③ 足の血流

2018年12月13日

 

「さむ~ぃ」季節になりましたね。

こたつに足を入れていると、外から帰ってきた子供が足を入れてきて、足があたると、「つめたっ!!」

というわけで、足の血流のお話です。

 

末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD)という病名があります。

簡単にご説明しますと、下肢の血管が動脈硬化の為に狭くなったり、閉塞してしまって血の流れが悪くなってしまっている状態です。

この病気は、糖尿病だけでなく、コレステロールが高い方、たばこを吸われる方、血圧が高い方などに起こります。

症状は、有名なものにフォンテイン分類(Fontain分類)というのがあります。Ⅳになるほどひどい状態です。

 

<Fontain分類>

Ⅰ 無症状・冷感・しびれ

Ⅱ 間欠性跛行(かんけつせいはこう)

Ⅲ 安静時疼痛

Ⅳ 潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)

 

特徴的な症状はⅡの間欠性跛行というものがあります。

これは歩いていると、ふくらはぎなどが痛くなり、立ち止まって、しばらくすると症状がよくなる為に再度歩く。そうするとまた痛くなるといった症状です。原因として、下肢の血流だけでなく、脊柱管狭窄症という病気の場合もありますが、そのような症状がある場合は診察と検査をお勧めします。

血流の検査は両腕と両足の4か所に血圧計を巻いて測定するABI検査(Ankle-Brachial pressure index)を行います。足の血管が閉塞していれば、足の血圧は低下しますので腕の血圧と比較することで閉塞していないかどうかを確認する検査です。

米国心臓協会(AHA)などでは65歳以上の方全員、糖尿病または喫煙歴のある50歳以上の方に検査が推奨されています。

 

最近、寒くなってきましたので、足が冷たい方もいらっしゃると思います。

足の血流チェックもお忘れなく。

2018年12月13日
糖尿病と足(足切断)の関係② 神経障害とは

「糖尿病足病変」

このような病名を聞かれたことありますか?

かなりざっくり説明しますと、糖尿病合併症をもった患者さんの足にできた病変を総じて言います。

(ちゃんとした定義はWHOで決められています)

その糖尿病合併症の一つに神経障害というのがあります。神経障害の中でも多発性神経障害というものが多くを占めるのですが、それは両側性で、上肢よりも下肢(足)に障害が強く出ます。障害を受ける神経は、①感覚神経・②自律神経・③運動神経に生じます。

 

①に障害が出ると、温度と痛みがわからなくなる事が多いです。痛くないので、傷が足にできても気づきません。

②に障害が出ると、発汗や皮脂分泌が悪くなり、あしが乾燥したり、かかとなどに亀裂が起こりやすくなります。

③に障害が出ると、骨間筋という足の間にある小さな筋肉に萎縮がきて、足の変形をきたします。ファンサインといって足のゆびの間をあけれないなども生じます。

 

糖尿病足病変の発症機序の約60%が神経障害が原因と言われています。

また、糖尿病患者さんをたくさん集めると約50~60%の方が神経障害を有していると言われます。

糖尿病の患者さんは、最低でも年に1回は足の診察を受けてください。

当院では糖尿病フットケアにも力を入れております。一緒に生涯歩き続ける足をつくりましょう!

2018年12月08日
糖尿病と足(足切断)の関係① ~足が冷えるときは要注意~

寒くなってきましたね。

こんな時は暖房器具やカイロ・湯たんぽで足を温める方もいらっしゃると思いますが、ちょっとその前に確認を。

 

糖尿病患者さんで足に神経障害の合併症が出ている方は、この時期 やけど(低温やけど)にご注意!!

「足のしびれとかなかけん大丈夫よ!」

とおっしゃる方もいらっしゃいますが、実は糖尿病神経障害をお持ちの方でも約半分の方は症状がありません。

そして、知らないうちに足の裏にカイロや湯たんぽを付けたまま寝てしまうと・・・・。足にやけど(低温やけど)を生じてしまっている方がいらっしゃいます。でも、それでも神経障害の為に痛みの感覚が落ちてしまって気付かないこともあります。

そうなると傷口からばい菌が入り、足が大変なことに。気付いて急いで病院にいったら、「足の切断しかありません。」と先生から説明受けました。という事は実際にある話です。

 

まずは足に神経障害があるかどうか、診察で確かめてもらって下さい。

神経障害があるのであれば、足に直接 暖房器具やカイロ・湯たんぽはつけないでください。

寝るときにどうしても足が冷たくて、湯たんぽを使用される場合は、寝る前に布団の中に湯たんぽを入れておき、先に温めて、寝るときには湯たんぽは出して寝るように心がけてください。

朝、布団から出たくない日が続きますが、風邪などひかぬようご自愛ください!!

 

 

 

2018年12月07日
年末年始のお知らせ

年末年始のお知らせを「お知らせ」に書きましたが、スタッフが総出でお知らせカレンダーを作成してくれました!!

みんな楽しく作っております!(強制したわけではございません。(院長))

2018年12月04日
リンゴ

2018年11月29日

 

林檎~の~はな~びらが~♬(美空ひばりさんの歌でしたっけ???)

 

信州産の「さんフジ」というリンゴです。

寒くなるとリンゴとミカン。お好きな方が多いと思います。

果物はビタミンや食物繊維・ミネラルを含み栄養素としてもよいものが多いですね。

 

小さい時、風邪ひいたときにリンゴのすりおろしを母に作ってもらってました。(懐かしい。)

 

では、1日の適正量ってご存知ですか?

大体、リンゴ150g(皮や芯を入れると180g)と言われています。

大まかに林檎1/2個と思っていただければと思います。

果物は、上記の様によい栄養素を含むのですが、糖度の高いものは血糖値や中性脂肪があがります。

美味しい季節ですが、くだものの食べすぎにはご注意を!!

(繰り返します、1回量ではありません。1日量です。)

2018年11月29日
福岡タワー

2018年11月20日

 

研究会(勉強会)がたまたま福岡タワーの会場で夕方からありました。

福岡タワー、意外と福岡の方はいつもある存在なので、登る事って少ないですよね。

21時ごろに終わり、せっかく来たのでと登ってみると・・・、

 

絶景が広がっておりました。

空気も澄んでいたためでしょうか、思わず感動しました。(写真は都市高速と室見川のところ(クリニックモール周辺)です)

意外なところに、100万ドルの夜景?(正しい?)がありました。

 

でも、カップルが多かったので、変に思われるといけないので、オジサンは早々に帰りました!!

2018年11月20日
冬の装い

2018年11月17日

 

11月ももう半ばを過ぎ、今年もあと1カ月と半分です。

(時が経つのが早い気がします・・・。)

 

待合室も少し冬の装いにしてみました。

 

 

俵万智さんのサラダ記念日に

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

とあります。

寒い日もありますが、心はほっこりしていたいですね。

 

風邪やインフルエンザの方も多くなってまいりました。

手洗い、うがい、マスクなど風邪の予防をお忘れなく。

 

2018年11月17日
お塩の話

11月16日

11月12日~18日までは糖尿病週間の為、少し長めの文章になっております。

 

今日は塩顔男子・しお対応など様々な言葉がありますが、塩の話です。

大昔、私たちの先祖は海から陸に上がる際、進化の過程で低血圧になるのを防ぐために、塩を維持する機能を備えたようです。実際にレニン・アンギオテンシン・アルドステロンといったホルモンがその機能を有しております。血圧を下げるお薬の一部は、そのホルモンの流れをブロックするものなどがあります。

塩は生きていくうえで大事です。武田信玄が経済的封鎖をされて、塩不足で困っていた時に、元々敵対関係だった上杉謙信が塩を送って助けたという話から、「敵に塩を送る」という言葉ができたようです。

 

しかし、これは昔の話。最近では塩を確保・摂取することは簡単で、高血圧の方も多いと思います。塩分摂取量が多い方ほど血圧が高くなりますし、更に年齢が上がれば、塩に対する感受性(塩を摂ることによって血圧が上がりやすくなる)があがる事が報告されています。(Weinberger MH et all. Hypertension 1991;18:67-71)

男女ともに塩分の取りすぎは脳卒中を増やす事、食塩は心血管系の病気の危険因子であること、などなど沢山の報告があります。

18歳以上の1日塩分摂取量の目安は、男性1日8g、女性7g未満が厚労省では推奨されていますし、高血圧の方は1日塩分6g未満が推奨です。

 

では、どのぐらい摂取していますか?以下に、前勤務地で基幹病院と市で協力して作成した、「あいうえお塩分表」をお示しします。これは、塩分1gに相当する食品の量を記載しています。例えば、ラーメン屋さんは沢山あるので、それぞれで異なりますが、大体の目安で、ラーメン1杯スープまで飲んで6gの塩を摂ることになります。高血圧の方はこれだけで一日の塩分摂取量となってしまいます。

 

減塩のコツはいろいろありますので、スタッフにご相談ください。簡単には煮物・汁物・漬物には気を付けて。

病気をお持ちの方は、塩の摂りすぎで更に合併症を増やさないように!「傷口に塩を塗る」事にならないように、一緒に気を付けましょう!!

 

では、本日も しお対応ではなく、神対応まではいかないかもしれませんが、丁寧な診療を心がけて参ります(^^)

 

2018年11月16日