2025年11月14日(世界糖尿病デー)、大正製薬主催の Taisho Diabetes Web Seminar にて、医療関係者向けに講演を行いました。
今回のセミナーでは
「健康寿命の延伸を考える」
というテーマのもと、糖尿病治療薬の最新情報や、医療安全に関する話題提供が行われました。
今回の講演では、私が京都医療センター勤務時代に大変お世話になった 中川内玲子先生 が座長を務めてくださいました。
中川内先生とは当時、臨床の基礎を教えていただいた大切な恩師です。
そんな中川内先生に座長として支えていただきながら講演できたことは、私自身にとっても大変感慨深い時間となりました。
講演では以下の内容についてお話ししました。
糖尿病性足病変の現状と再発率の高さ
「足を見る医療」だけでは守りきれない領域
歩行能力の維持こそが予防の鍵であること
La TAKE で実践している「筋力トレーニング × フットケア」の実際
筋力低下・バランス低下が再発リスクを高める科学的背景
「日常生活が変わる筋トレ」を医療としてどう位置付けるか
地域で“生涯歩行”を支える取り組み
特に、足潰瘍の再発を防ぐためには**フットケア(足を守る)**と筋力トレーニング(歩きを守る)の両輪が不可欠であることをお伝えしました。
世界糖尿病デーという特別な日に、恩師の中川内先生に見守っていただきながら、
「足を守り、歩く未来を支える医療」
についてお話しできたことを心から嬉しく思います。
これからも、たけのしたクリニックと La TAKE は、
地域の皆さまの 生涯歩行(Lifelong Walking) を支えるために、医療と運動の融合を進めていきます。
秋が深まり、朝晩の気温差を感じる季節。外は肌寒くても、日中は暖かい。そんな「寒暖差」が大きくなる時期に増えるのが、手足の冷えや「しもやけ(凍瘡)」です。
寒さを感じると、体は熱を逃がさないように末梢の血管を収縮させます。急に暖かい環境に戻ると血流が一気に増え、毛細血管が炎症を起こして赤紫色に腫れたり、かゆみや痛みを感じるようになります(DermNet NZ, 2023)。
この血流変化をコントロールする自律神経が、急な温度変化で乱れることも関係しています(Mayo Clinic, 2024)。
日本では、最低気温が5℃以下・日中との気温差が10℃以上になると、しもやけが増えると報告されています(日本皮膚科学会, 2022)。
冬の始まりや終わり、つまり「寒暖差が大きい時期」に最も発症が多く、寒さが安定した真冬よりも初冬〜晩冬に注意が必要です。
国際的にも、湿度が高く0〜15℃程度の地域で発症率が高いことが知られています(DermNet NZ, 2023)。乾燥した極寒地よりも、「しっとり冷える日本の冬」がしもやけを起こしやすい環境といえます。
女性(筋肉量が少なく熱を作りにくい)
子どもや高齢者(血流調節が未熟/低下している)
痩せ型・貧血・喫煙者(末梢循環が悪化しやすい)
冷え性や糖尿病など血流障害のある人
(厚生労働省「国民生活基礎調査」, 2023)
服装で防寒を徹底
首・手首・足首の「三首」を冷やさない。濡れた靴下や手袋は早めに交換。
入浴で深部体温を上げる
38〜40℃のぬるめの湯に10〜30分。就寝1.5時間前が理想(日本温泉気候物理医学会, 2021)。
筋肉をつけて冷えにくい体へ
ウォーキングやスクワットなどで代謝と血流を改善(厚労省・身体活動基準2023)。
食事で内側から温める
たんぱく質とビタミンEを意識。朝食を抜かないことで体温リズムを整える。
急な寒暖差を避ける
エアコンの温度設定を穏やかに変え、屋内外の温度ギャップを減らす。
しもやけや冷えは、単なる冬の不快症状ではなく、「血流のサイン」。
寒暖差が大きくなる10月からの準備が、冬を快適に過ごすカギです。
筋肉を動かし、血の巡りを整え、身体を内外から温めていきましょう。
平素より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、外部検査機関における検査料金の改定に伴い、当院の一部自費診療および健康診断の費用を改定させていただくこととなりました。
特に健康診断に関しましては、約1,000円前後の値上げとなる見込みです。
改定の実施は2025年11月よりを予定しております。
皆さまにご負担をおかけすることとなり誠に心苦しく存じますが、
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、詳細は2025年11月より当院ホームページ上にて提示いたします。
開業後しばらく、お断りさせていただいていたのですが、もう7年が過ぎたのと、ラテイクも落ち着きそうなので、徐々にいろんな感覚を戻そうかと思い、講演のご依頼を今年度からうける事にしました。
講演の際には、いろいろ学ぶことが多いので、スライド作成にも時間がかかります。今回は福岡大学時代の後輩の先生方と一緒でした。
懐かしい話にも花が咲きました。
11月には別の会社さんから40分の講演依頼があるので、徐々に準備していきたいと思います。
さて今日はスポーツの日です。
私は朝からラテイクで筋トレして、体の調子と動きが良くなっております。
朝と夕は涼しくなってきました。
「涼しくなったら運動しよう!」と考えていた方。
じっとしていたら、すぐに寒くなってしまいます。
なんでも良いと思いますので。身体 動かしていきましょ!!
皆さんは、運動がなぜ健康に良いのか、その具体的なメカニズムを知っていますか?
単にカロリーを消費するだけでなく、運動中には私たちの体内で驚くべき「臓器間の会話」が繰り広げられているのです。
その主役こそが、筋肉から分泌されるマイオカインという魔法の物質です。
マイオカインって何?!
💪10/4(土)「筋肉道場」× LaTAKEコラボ 開催!
鍛錬マシンを知り尽くしたプロ
鬼木 貴史(株式会社bodymake ONIX) をゲストにお迎えします。
“健康になりたい人”のための、効率のよい筋トレを実践で学べる日!
【プログラム】※要予約
① 14:00–15:00
「しなやかで健康的な身体作りのきっかけ運動」※チューブ&タオル
(その後 LaTAKEへ徒歩移動 約20分)
② 15:20–16:20
「程よく鍛えて緩める!鍛錬マシンの使い方」※フォーム調整&Q&A
【参加】無料/どなたでも
【定員】先着15名 筋肉道場は予約がすぐ埋まってしまうのでお早めに!
【会場】①たけのしたクリニック → ②LaTAKE
【申込】画像のQRコード or TEL 090-1368-5564(担当:LaTAKE須崎)
※DMでもOK。動きやすい服装・飲み物をご準備ください。
【Guest SNS】
YouTube:オニチャンネル(@onichannel123)
Instagram:@herakuresu.oniki
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年齢を重ねると、若いころと同じように食事をしても筋肉がつきにくい、運動をしても成果が出にくいと感じる方が多いのではないでしょうか。
この背景にあるのが、「アナボリック・レジスタンス(同化抵抗性)」という現象です。
筋肉は一見すると変わらないように見えますが、実際には、新しい筋肉を作る「合成」と、古い筋肉を壊す「分解」を繰り返しています。このバランスが保たれている限り、筋肉量は維持されます。
若い人の場合、運動や食事(特にタンパク質やアミノ酸)といった“刺激”を受けると、筋肉の合成は大きく高まり、分解をしっかり上回ります。その結果、筋肉は維持・増加します。
ところが高齢者になると、事情が変わります。
同じように運動をしたりタンパク質をとったりしても、その刺激に対する筋肉の合成(MPS)の上昇幅が小さくなるのです。
これを「アナボリック・レジスタンス」と呼びます。
筋肉の分解(MPB)は若い人とほとんど変わらないのに、合成が弱い分だけ差し引きで筋肉が減りやすくなります。
これが、年齢とともに筋肉が減少していく大きな理由の一つと考えられています。
Breen, L., & Phillips, S.M. (2011). Skeletal muscle protein metabolism in the elderly: Interventions to counteract the “anabolic resistance” of ageing. Nutrition & Metabolism, 8:68. doi:10.1186/1743-7075-8-68の文献では、具体的に次のような知見が紹介されています。
若年者では、5g程度のタンパク質を摂取すれば、筋タンパク合成が刺激されるのに対して、高齢者では同じ量では反応が弱く、15g以上のタンパク質が必要になる。特にロイシンを多く含むタンパク質(ホエイプロテインなど)が有効のようです。
レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)は、アナボリック・レジスタンスを打ち破る強力な刺激となります。
運動とタンパク質摂取を組み合わせることで、筋肉の合成反応をさらに高めることができる。といったことでした。
高齢者の筋肉を守るには、次のような工夫が勧められています。
① 1回の食事で20g程度のタンパク質をとる
② ロイシンを多く含む食品(乳製品、肉、魚、大豆など)を意識する
③ 定期的にレジスタンストレーニングを行う
ラテイクはその点、関節に優しいレジスタンス運動が安全にできるので、おすすめです。
高齢者では、食事や運動に対する筋肉の合成反応が鈍くなる=「アナボリック・レジスタンス」
分解は変わらないため、筋肉は徐々に減少していきます。
しかし、十分なタンパク質摂取と筋力トレーニングによって、筋肉は何歳からでも応えてくれます。
アナボリック・レジスタンスを理解し、正しい工夫を取り入れることで、加齢による筋肉減少を防ぎ、いつまでも元気に動ける体を保っていきましょう!!
みなさん、こんにちは!
以前、帯状疱疹ワクチン(Shingrix)が認知症リスクを下げるかも…とご紹介しましたが、なんとRSウイルス(RSV)ワクチン「Arexvy(アレックスビー)」でも同様の効果が確認されつつあります。実はこのワクチンはどちらも同じAS01アジュバントを使ったワクチンで。このアジュバントが影響しているのかもしれません。
今回はその最新研究とメカニズムについて、解説します。
今回参照にしたのは、
Taquet, M., Todd, J. A., Harrison, P. J. 他. “Lower risk of dementia with AS01‑adjuvanted vaccination against shingles and respiratory syncytial virus infections.” npj Vaccines 10:130 (2025). DOI:10.1038/s41541-025-01172-3の論文からです。
イギリス・オックスフォード大学チームが、アメリカの電子カルテ(TriNetX)から120万人分以上のデータを活用。以下の3つのグループを、それぞれインフルエンザワクチン接種者と傾向スコアマッチング※して18か月追跡しました。
※年齢・性別・既往歴など66項目でマッチング
※ここで使われた「RMTL」は「観察期間内に認知症と診断されずに過ごせた日数」の平均を示します 。
AS01アジュバントは、MPL(モノホスホリル脂質A) とQS‑21(植物由来サポニン)があります。それぞれ効果が免疫細胞のTLR4を刺激やマクロファージや樹状細胞を活性化などがありますが、ややこしいので省きます。
この2つが、脳の老廃物(βアミロイドなど)をお掃除するシグナル(サイトカインのIFN‑γ)を生み出すと考えられています。マウス実験でも異常タンパクが減ったという報告があるようです。
値段が高価なワクチンのため、打つか打たないかは別として、こんなこともあるんだなぁと思っています。
認知症予防の“もう一つの鍵”
実は、定期的な運動にも認知症リスクを減らす力があります。メタ解析では、運動を行う人は行わない人に比べて認知症リスクが約28%低下すると報告などがあるんです。
特に夏場は暑さで外出がおっくうになりがち。
家でじっとしておくのは、いろんな影響があり、いろんな意味で要注意です(家に夫婦2人でいるとギクシャクします。(これは、論文データではなく、私の個人の感想です・・・。))
夏場の運動不足にはLa TAKEを活用しよう!
La TAKEでは、トレーナーがあなたの体力やご希望に合わせた安全で楽しいトレーニングプログラムをご用意。
暑い夏こそ、涼しいジムでしっかり動いて認知症予防を始めませんか?
「過去は変えられない、未来は変えられる。」なんかのCMっぽい。
気になる方はぜひLa TAKEまでお問い合わせください!