新型コロナの抗原検査が陰性だからといって安心しないで❗️

 

とうとう、第6波がはじまりそうです。

以前の波の時のような雰囲気になってきました。

新型コロナの抗原検査と、PCR検査についてオミクロン株で気をつける点があります。

 

最近では、風邪の症状があったときに、ご自身で抗原検査を行っている方が増えているような印象を受けています。

抗原検査は、簡便で結果も直ぐに出るため、感染の有無を知るには、有効だとは思いますが、その結果を過信してはいけないと言う結果が最近言われております。

2022年1月8日の日経新聞「オミクロン、抗原検査は感染初期を検出しにくく」に記載がありますが、スイス・ジュネーブ大学は.これまでの新型コロナウィルス(デルタ型など)に比べて、オミクロン株は抗原検査での検出感度が下がったと報告しています。これらはまだ査読を受けていない段階での報告ですが、アメリカのFDAも抗原検査はオミクロン株の検出は可能であるが、感度が下がっている可能性があると言っているようです。

皆さんも、もし風邪の症状がある場合には、心配されて、薬局などで抗原検査キットを買われて、検査される方もいらっしゃると思います。それは1つの安心なので良いのですが、それが陰性だからといって、過信してしまって、症状があるのに、大勢で飲みに行くなどの行動は、危険です。

おそらく、現在はほとんどが、感染力の強いオミクロン株だと思って良いと思います。もし、風邪の症状があるなら、抗原検査が陰性であっても、感染の拡大につながる危険ような事はなさらないほうがいいと思います。

そして、発熱があったり、喉の痛み、咳 痰などの症状がある場合は、発熱をみてくれる医療機関でPCR検査を受けてください。

症状がある場合の、新型コロナウィルスのPCR検査は、保険がきいて、費用も高くありませんので、積極的に受けていただく方が良いかと思います。

 

新型コロナウィルスは、デルタやオミクロンといった変異を繰り返して私たちにおそいかかってきます。しかし、今出てきているオミクロン株の特性を知って、適切な行動と適切な検査、そして新しく私達の武器となった治療薬の適切な使用といった事が、私たち人間にはできます。

私たち人間の英知を集結して、この戦いを乗り越え、そしてウィルスと共存できる社会がはやく生まれることを願っています。

 

2022年01月09日