足を守る医療から、歩く未来を創る医療へ― 日本フットケア・足病医学会に参加して ―

先日、大阪で開催された第6回 日本フットケア・足病医学会年次学術集会に参加し、

シンポジウムで発表させていただきました。

テーマは「Muscle Healthと足病医療の未来― 筋トレで支える“歩ける暮らし”」  です。

これまで足病医療は、・潰瘍をつくらない ・ 重症化させない ・切断を防ぐといった“守る医療”を中心に発展してきました。

もちろん、それはとても大切です。しかし今回の発表では、「歩ける未来まで支える医療」です。

 

サルコペニアから、Muscle Healthへ

2025年の国際的な提言(AWGS2025)では、「サルコペニアかどうか」を診断する視点から、「筋肉の健康(Muscle Health)を守る」視点へと考え方が広がりました。

筋肉は単なる運動のための組織ではありません。・血糖値のコントロール・転倒予防・フレイル予防・認知機能との関連など、全身の健康と深くつながっています。

骨格筋は、健康長寿に不可欠な“臓器”です。

 

足と筋肉は、切り離せない

足の傷が治っても、・ふらつく・すぐ疲れる・歩く距離が短くなる。こうした状態では、本当の意味での回復とは言えません。歩くために必要なのは足+筋肉です。筋肉が弱ると、外出が減り、さらに筋肉が減るという悪循環が始まります。だからこそ、足病医療と筋肉の健康は切り離せません。

 

今回の学会では、足の医療に長年関わってこられた先生方や関係者の方々と久しぶりにお会いすることができました。それぞれの現場で、それぞれの形で足を守り続けている仲間がいる。その存在は、大きな励みになります。足病医療は、一人でつくるものではありません。多くの人の積み重ねで育ってきた分野です。

 

当院では・内科診療と糖尿病診療・フットケア・栄養指導をしておりましたが、運動療法が十分に支援できなかったため、医療の外にLa TAKEでの筋力トレーニングができるようにしました。また、会員にならなくとも月に1回「筋肉道場」のイベントをクリニックで行なっております。

それを通して「歩き続けられる体づくり」を支援していきます。守る医療から、創る医療へ。足を守るだけでなく、歩ける未来まで支える。それが、私たちの目指す診療です。

足元から未来まで診る。

これからも、地域の皆さまと一緒に成長していきたいと思っております。 

診療を休み、学会参加できたこと。皆様に、感謝しております。

 
2026年03月01日