最近の日本における糖尿病の外部環境に関して、特にアドボカシー活動とスティグマの解消に焦点を当てた動きが活発化しています。
アドボカシーとスティグマについて
- アドボカシー:代弁や擁護を意味し、社会的弱者の権利を守る活動を指します。糖尿病の文脈では、糖尿病を持つ方々の権利擁護を意味します。
- スティグマ:負の烙印を意味し、日本語に完全に対応する言葉はありませんが、糖尿病を持つ方々への偏見や差別を指します。
スティグマの具体例
- 1 糖尿病は生活がだらしない人がかかる病気だという誤解
- 2 食べ過ぎが原因だという偏見
- 3 保険加入の際の扱い
などなど
最新の日本での取り組み
- 名称変更:
- 「糖尿病」から「ダイアベティス」へ
- 日本糖尿病協会が「JADEC」に英語表記を変更 など
- 用語の見直し(例):
- 「糖尿病患者」から「糖尿病のある方」へ
- 「血糖コントロール」から「血糖マネージメント」へなど
- 啓発活動:
- JADECの合言葉:「糖尿病を持つ人は、あなたと同じ社会で活躍できる人です」
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今後どうなるのでしょう
- 2024年7月20日から第11回JADEC年次学術集会が開催予定されます。どなたでも参加できるアドボカシーフォーラムなどもある様です。
- 日本糖尿病学会の名称変更ってあるんでしょうかね?
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考察
これらの変更は、一見すると効果が分かりにくいかもしれません。今のところ私は何も実感していません。しかし、行動を起こし、その上で考えていくという姿勢は重要だと思っています。言葉の変更から始まり、社会全体の意識改革につながることが期待されています。糖尿病を持つ方々が、偏見や差別なく社会で活躍できる環境づくりを目指し、医療関係者や学会も様々な取り組みを行っています。これらの動きはこれからも続くと思いますので注目ですね。
2024年07月17日