2018年12月27日
卒煙賞!!
当院では禁煙外来にて禁煙に成功された方を卒煙賞として表彰させていただいております。
表彰状の中の文章は、患者さんと約3ヵ月間にわたる禁煙外来での思い出エピソードをお一人づつ記載しております。
(お見せできなくてすみません)
この賞状もスタッフがオリジナルで作成しております。
是非、禁煙に挑戦してみませんか!!
2018年12月26日
おはようございます。
クリスマスも過ぎ、明日からは今期最大の寒波が来るそうです。
お正月近くなりましたので、クリスマスの飾りつけから模様替えをしております。
来年の干支、イノシシさんはスタッフのお母様のお手製の作品です。
また、だるま君には「笑う門には福来る!」と書かれております。
皆様に福が訪れますように。そんな願いをしております。
インフルエンザでの受診の患者様が増えてきつつあります。手洗いうがいを心がけてください。
患者様より小物入れを頂きました。
お渡しいただいた後にすぐに帰られたので、詳しくお聞きできませんでしたが、おそらく手作り。^^。後日、詳細をお聞きしようと思います。
年末に心のこもった頂き物をいただきありがとうございます。
色とりどりで片付けも楽しくなりそうです。
2018年12月13日
「さむ~ぃ」季節になりましたね。
こたつに足を入れていると、外から帰ってきた子供が足を入れてきて、足があたると、「つめたっ!!」
というわけで、足の血流のお話です。
末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD)という病名があります。
簡単にご説明しますと、下肢の血管が動脈硬化の為に狭くなったり、閉塞してしまって血の流れが悪くなってしまっている状態です。
この病気は、糖尿病だけでなく、コレステロールが高い方、たばこを吸われる方、血圧が高い方などに起こります。
症状は、有名なものにフォンテイン分類(Fontain分類)というのがあります。Ⅳになるほどひどい状態です。
<Fontain分類>
Ⅰ 無症状・冷感・しびれ
Ⅱ 間欠性跛行(かんけつせいはこう)
Ⅲ 安静時疼痛
Ⅳ 潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)
特徴的な症状はⅡの間欠性跛行というものがあります。
これは歩いていると、ふくらはぎなどが痛くなり、立ち止まって、しばらくすると症状がよくなる為に再度歩く。そうするとまた痛くなるといった症状です。原因として、下肢の血流だけでなく、脊柱管狭窄症という病気の場合もありますが、そのような症状がある場合は診察と検査をお勧めします。
血流の検査は両腕と両足の4か所に血圧計を巻いて測定するABI検査(Ankle-Brachial pressure index)を行います。足の血管が閉塞していれば、足の血圧は低下しますので腕の血圧と比較することで閉塞していないかどうかを確認する検査です。
米国心臓協会(AHA)などでは65歳以上の方全員、糖尿病または喫煙歴のある50歳以上の方に検査が推奨されています。
最近、寒くなってきましたので、足が冷たい方もいらっしゃると思います。
足の血流チェックもお忘れなく。
「糖尿病足病変」
このような病名を聞かれたことありますか?
かなりざっくり説明しますと、糖尿病合併症をもった患者さんの足にできた病変を総じて言います。
(ちゃんとした定義はWHOで決められています)
その糖尿病合併症の一つに神経障害というのがあります。神経障害の中でも多発性神経障害というものが多くを占めるのですが、それは両側性で、上肢よりも下肢(足)に障害が強く出ます。障害を受ける神経は、①感覚神経・②自律神経・③運動神経に生じます。
①に障害が出ると、温度と痛みがわからなくなる事が多いです。痛くないので、傷が足にできても気づきません。
②に障害が出ると、発汗や皮脂分泌が悪くなり、あしが乾燥したり、かかとなどに亀裂が起こりやすくなります。
③に障害が出ると、骨間筋という足の間にある小さな筋肉に萎縮がきて、足の変形をきたします。ファンサインといって足のゆびの間をあけれないなども生じます。
糖尿病足病変の発症機序の約60%が神経障害が原因と言われています。
また、糖尿病患者さんをたくさん集めると約50~60%の方が神経障害を有していると言われます。
糖尿病の患者さんは、最低でも年に1回は足の診察を受けてください。
当院では糖尿病フットケアにも力を入れております。一緒に生涯歩き続ける足をつくりましょう!
寒くなってきましたね。
こんな時は暖房器具やカイロ・湯たんぽで足を温める方もいらっしゃると思いますが、ちょっとその前に確認を。
糖尿病患者さんで足に神経障害の合併症が出ている方は、この時期 やけど(低温やけど)にご注意!!
「足のしびれとかなかけん大丈夫よ!」
とおっしゃる方もいらっしゃいますが、実は糖尿病神経障害をお持ちの方でも約半分の方は症状がありません。
そして、知らないうちに足の裏にカイロや湯たんぽを付けたまま寝てしまうと・・・・。足にやけど(低温やけど)を生じてしまっている方がいらっしゃいます。でも、それでも神経障害の為に痛みの感覚が落ちてしまって気付かないこともあります。
そうなると傷口からばい菌が入り、足が大変なことに。気付いて急いで病院にいったら、「足の切断しかありません。」と先生から説明受けました。という事は実際にある話です。
まずは足に神経障害があるかどうか、診察で確かめてもらって下さい。
神経障害があるのであれば、足に直接 暖房器具やカイロ・湯たんぽはつけないでください。
寝るときにどうしても足が冷たくて、湯たんぽを使用される場合は、寝る前に布団の中に湯たんぽを入れておき、先に温めて、寝るときには湯たんぽは出して寝るように心がけてください。
朝、布団から出たくない日が続きますが、風邪などひかぬようご自愛ください!!
年末年始のお知らせを「お知らせ」に書きましたが、スタッフが総出でお知らせカレンダーを作成してくれました!!
みんな楽しく作っております!(強制したわけではございません。(院長))